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Legsスツールにニットのカバーを付けました詳細は家具ギャラリーにて
家具のGalleryにR2チェアの詳細を追加致しました是非ご覧ください
*- R2チェア特許庁意匠登録完了いたしました -*
* 意匠に係る物品等 いす 登録第1688251号 *
R2chairの詳細
この椅子は、杉の木材を最も効率的かつ、杉の柔らかい木目を生かし、人間工学に基づき体の曲線に合わせたデザインの休息用の椅子です。休息用の椅子のプロトタイプを参照しております。
ホテルや旅館のラウンジ、カフェやテラス、住居のリビングや和室・広縁、会議室や応接室など様々な用途でご利用いただけます。
材種
・材種は日本の杉材をベースにデザインしております。(様々な木材での制作も可能です)
杉は戦後大量に植林され大半が伐採適齢期を迎えており材料の確保が容易です。また、杉を使うことにより針葉樹ばかりだった山に広葉樹も植えられ自然の生態系が戻り、豊かな自然にかえります。そして杉が山から減ることにより花粉の量も減ります。
・日中戦争や太平洋戦争などによって大量の木材が軍需物資として消えたという事情があり加えて、主要都市が戦争による木造住宅の損失被害を受けて、莫大な量の木材需要が発生し日本の山林からは、大量の木材が伐採されました。そこで、成長の早い杉や檜の針葉樹を植林し、今様々な問題を抱えております。杉を使うということは、日本の環境に大きく貢献することになります。
材寸法、規格
・前述の背景もあり今、建築資材としてとても多くの杉が利用されております。その中で
部屋と部屋とを区切る壁の下地材として間柱と言う部材があります。
木造住宅の間柱の規格は、30㎜×105㎜、45㎜×105㎜、の物が一般的です。
長さはどちらとも3000㎜で、数多く流通しております。
・R2 chairの部材の規格は、側面から見たLの部材と逆Vの部材は20㎜×90㎜、
座面と背貫の部材は、20㎜×45㎜の部材から曲線の加工をします。
この2つの部材は、間柱材から無駄なく製材することができ、なおかつL材と逆V材で利用しようとしていた物は、真ん中から2つに割り座面と背貫材として利用することができます。その他、手摺材は25㎜×55㎜、座面受け材は25㎜×75㎜で構成されどちらも間柱材から取ることができます。
構造
L・逆Vの部材
・Lの部材の接合方法は、縦の材にホゾ
と言う、厚み10㎜、幅80㎜、長さ45㎜
の突起を造り、横の材に、突起と同じ
寸法のホゾ穴と言う穴を掘りボンドで
接着します。
・逆Vの部材は椅子を正面から見て手前
の材の手摺下の接合部分に、ホゾをつけ
、それに寄りかかる方の材にほぞ穴をあ
け、接合しボンドで接着します。出来た
逆Vの部材に、ホゾを付け手摺材にほぞ
穴をあけボンドで接着し固定します。
・そうして出来た、Lの部材と逆Vの部材
の接触する三カ所に、ひし形や三角の同
じ形、寸法の穴を深さ10㎜でそれぞれ堀
り、その穴と同じ形、寸法で厚み20㎜の
木片を造り片方の部材の穴にはめ込み、
はめ込んだ部材から10㎜出ている木片
にもう片方の部材をはめ込み、ボンドで
接着します。こうして両側面のLと逆Vの
接合された部材が作られます。一般の
椅子と比べ材の幅が広いため自然に
できた木の木目を楽しめます。
背貫
・背貫は中央で15㎜程度外に膨らんだ
ラインを取っております。背貫は大きく
分けると腰を支える部分と、背中を支え
る部分の二つからなり腰を支える部分は
椅子正面から見て縦に緩やかに手前へ膨
らんでおり、背中を支える部分は椅子正
面から見て縦に緩やかに外へ膨らんで
おり、腰部の背貫総体の角度と背中部の
背貫総体の角度は異なります。こうして
人間の体の緩やかなカーブに合わせて
設計しております。
背貫材の両端に、厚み10㎜、巾20㎜、長さ15㎜のホゾを付けLの部材に同じ寸法のホゾ穴を先ほど説明したラインが出るようにあけ差し込んでボンドで接着します。
座面
・座面は長さ565㎜、厚み20㎜、高さ40㎜~45㎜(普遍的な形状をしているため)の部材を約20㎜ピッチで13本並べ、その材の先端が背貫のラインと同じく中央で15㎜程度引っ込んだ曲線のラインで座面受け材にビスにて固定します。座面の表面は、膝裏の座面先から緩やかに5㎜膨らみお尻中央にかけ5㎜へこんだ曲線を取ります。これを13本加工します。座面受け材はL部材にホゾの仕口でボンドにて接着します。
総合紹介
・座面・背もたれ内法幅530㎜と広く取り、ゆったりとリッチな気分で寛げます。
・背もたれは体が綺麗に収まるよう腰から背中にかけて緩やかな曲線を取っており無理なく体を預けられます。
・座面はお尻から腿(もも)、膝裏にかけて緩やかな曲線を取っておりまた、体重を逃がす角度で設計されているので長時間座っていても痛くならず、疲れません。
・R2chairの特徴である脚と背・座の部材を幅広く取ることにより強度を保ち、尚且つ自然にできた木目の風合いをより楽しめ、様々な空間に木の風合いを演出してくれます。
・手摺は肘の乗る部分と手のひらが乗る部分は広く作り安定感を取り、中央をくぼませ様々な手の動きに対応しております。高さも違和感なく自然に腕を預けられます。
・杉の木目の柔らかさと質感の柔らかさを形でも表現するため、材の端部は大きく丸みを取り角も丸く面を取ったデザインにしました。
・背貫位置及び角度や座面の表面の加工、及び水平(床)に対しての座面の角度、背もたれ角度、手摺の高さは休息用の椅子のプロトタイプを参照しております。
・重さは約8㎏(杉材の場合)と軽量で女性も楽に移動することが出来ます。
安全性
・塗装は天然素材のオイルフィニッシュで人体への影響はありません。また、材の端部や角を丸く仕上げているため小さなお子様のいるご家庭にも安心してご使用いただけます。
バリエーション
・座面と背もたれにカバーを付けることにより様々なお部屋の雰囲気と調和致します。
